コンプライアンス教育は航空宇宙、製薬、金融サービスなどの高度に規制された業界はもちろんのこと、全ての企業において重要なものです。長い時間をかけてしっかりと教育を行わないと、悲惨な結果を招く恐れがあります。また、コンプライアンスが企業文化にしっかり根付いていないと、企業の信頼度やブランドが大きく毀損されてしまうこともあるでしょう。

ただし、コンプライアンス研修に追われ業務に支障をきたしているという声もよく耳にします。必要な法律の基本事項を学んでいかなければならないのは、従業員にとっては地味で退屈極まりないものかもしれません。

この問題のポイントは、本来は行動変容を促していかなければならないにもかかわらず、コンプライアンス教育のほとんどが知識詰め込み型で実施されているということです。コンプライアンスの重要性を十分に理解していないまま知識だけを与えても、実際の現場では無視されてしまう恐れもあります。

業務との関連性を大事にする

日々の業務と関連性を持たせながら教育を行うことが重要です。従業員の立場としてはコンプライアンス教育よりも、もっと日々直面している業務上の課題に対して定期的に学習の機会を与えてもらいたいと思っているものです。その業務との関連性を持たせながらコンプライアンス教育を行うことで、学んだことがより実践の場で活かされるようになるでしょう。

ストーリーによる感情への訴えかけ

従業員がコンプライアンス学習に前向きに取り組めるよう、感情面に働きかけていくことも重要です。そのためには、魅力的に表現されたストーリー仕立ての学習教材を用意しましょう。日々の業務上での課題を題材にし、それを深く掘り下げながら教訓を得ていくことが出来るようなストーリーを作成していくと良いでしょう。

テストの重要性

テストを実施することで、知識の習得状況を確認していきましょう。何度もオウム返しのように訴えかけるのではなく、実務にもとづいたの実践的なシナリオを通して、新しい知識をちゃんと理解出来ているのかをテストするのです。

モチベーションを高める

ちょっとした競争やコンテストを嫌う人はいないと思います。従業員のコンプライアンス学習へのモチベーション方法を高めるためには、報奨金を与える以外にもさまざま方法があるでしょう。例えば、学習サイト上のランキング上位者に、記念品やギフトカード、もしくは小旅行の進呈などを行ってみるものいいかもしれませんね。

柔軟さを維持する

学習環境がどのように提供されているかは、効果に影響を与える大きな要因となります。空調付きの会議室で誰かがスライド資料を読み上げるのを聞きながら何時間か過ごすことを楽しみにしている従業員はほとんどいません。コンプライアンス教育をオンラインで提供すれば、従業員がいつ、どこで、どのように学習するかについて、柔軟な対応が可能です。

コミュニケーションが鍵

なぜコンプライアンスが重要で、それが会社や個人にどのような影響を与えるかを、しっかり伝えていきましょう。
会社の方針というものは従業員を守るためにも存在している、という想いを伝えるのも良いですし、コンプライアンス教育への前向きで意欲ある取り組みは、企業文化を好転させることができ、組織の末端まで良い結果を波及させることが出来ることの論理的根拠を経営陣が示していくもの良いでしょう。


学習プログラムの利用者としての視点から、従業員を巻き込んで参加させていくことは、コンプライアンス教育を進めるための大いなる一歩です。もちろん、管理者として考慮しなければいけないこともあります。管理者の立場から見た場合の、コンプライアンス教育への洞察に関しては、引き続き本サイトにて発信していきますので、お楽しみに。