現在の状況下で、多くの企業が強制的に在宅勤務/テレワークを実施せざるを得ない状況になっています。従来多くの企業では在宅勤務などの業務のオンライン化については大きな不安を抱いていました。それも当然で、新しい取り組みを推進していくためには、各自の意識と行動変容が必要となり、とても困難を伴います。しかしコロナウィルスの影響に伴い、在宅勤務が浸透したことで、これまでになかった業務上のメリットも注目されてきています。例えば以前までは会議に何時間もの時間と労力を費やしてきたのが、在宅環境でオンライン会議を実施することで会議の時間も短くなり、会議の準備に向けた労力なども大きく節約されるようになりました。

これは職場学習においても同様で、何百人もの人が同じ会場に集まる以前までの集合研修は、参加者を長時間拘束するばかりでなく移動や宿泊などに多大な労力も強いていました。また移動や宿泊は費用面においても企業に大きな負担となります。これが学習管理システム(LMS)や学習体験プラットフォーム(LXP)と呼ばれるような仕組みを活用したeラーニング学習に置き換わることで、学習者は本来学ばなければいけないことに注力することができ、集合研修に伴う移動や宿泊などの労力から開放され、また企業としてもコストを抑えることができることから、今まで以上に費用を削減しつつ大きな学習効果を生むことができるようになりました。

Microsoft Teamsを活用したコラボレーションの強化

Microsoft Teamsは、これまでに企業向けに提供された製品の中で最も成功した製品の1つです

Josh Bersin(業界アナリストでありBersin社の創設者)

Microsoft Teamsは、企業がコロナウィルスの影響を受ける前と同様に業務を維持するのに役立つだけでなく、今まで以上に生産性を向上するのにも役立っています。Microsoft Teamsを利用することで知識の共有や、チームコラボレーション、オンライン教育などをそれぞれのチームやチャンネルを使って行うことが非常に簡単になりました。

また、Microsoft TeamsおよびMicrosoft365全体を活用することで、従業員の能力開発にも役立つため、非常事態宣言解除後も続く在宅勤務やテレワークにおいて、各自が自分の仕事に自信を持ち続けることを支援できます。特に、Microsoft 365とシームレスに統合された学習管理システム(LMS)を実装すれば、企業は従業員に対してチーム間作業やコラボレーションのみならず、オンライン学習を通じた従業員のスキル向上や、それに伴うエンゲージメント向上を行うこともできるでしょう。

LMS365が実現する協調型デジタルラーニングスペース

現在の制限された環境下では、今まで以上に質の高いコラボレーションや、従業員に対する学習機会提供が、業界や部門問わず重要になります。Microsoft Teamsとシームレスに連携するLMS365を活用することで、Teams上での質の高いコラボレーションと学習管理システムによる高度な学習機会の提供を両立させることが可能となります。

これにより、制限された環境下においても生産性を妨げることなく、自宅などの限られた場所からでも業務の遂行とスキル向上を推し進めることができます。

ビデオチャットによるつながりの強化

Microsoft Teamsは優れた映像や音声技術を持っており、大規模な会議の開催を効率よく実施することが可能です。グローバル規模で簡単に繋がることができ、タイムゾーンの違いや別件などにより参加できなかった人のために、議事録映像を簡単に記録することもできます。また、LMS365と連携させることで、映像を通じて従業員にトレーニングを促したり、進捗状況を確認したり、学習についてのフィードバックを得ることもできます。これにより、人材開発部門は学習コースの改善を容易に行うことができるようになります。

また、人材開発部門はMicrosoft Power BIを使ってフィードバックに基づくデータを簡単に視覚化することで、学習状況レポートを特定の、もしくは不特定の従業員にリアルタイムで共有することができます。この学習状況レポートについて質問やフィードバックがあるときは、Microsoft Teams内で簡単にコミュニケーションを取ることができ、必要に応じてオンライン会議を速やかに開催することもできるので、今まで以上に学習コースの品質を向上させていくことが可能となります。

在宅での学習環境の整備

ある調査によると、従業員向けの能力開発プログラムが乏しい場合は、従業員の流出が大きくなると言われています。

従業員は成果を出すために何千もの学習コースを受講したいとは思っていません。彼らが望むのは、彼らにとって必要なものだけが示されている学習環境です。

Josh Bersin(業界アナリストでありBersin社の創設者)

LMS365では、直感的なインタフェースで従業員向け学習プログラムを簡単に作成することができ、Microsoft Teamsと連携させることで作成した学習プログラムに従業員が簡単にアクセスすることができるようになります。当然、これら2つのツールの使い分けはシングルサインオンによってシームレスに行われ、従業員にとっては、あたかも同じ環境の中で情報が共有されているかのような学習環境となります。

またLMS365で作成した学習コースは、直接Microsoft Teamsで呼び出せるので、従業員が他の従業員に学習コースをおすすめしたり、学習内容について協議したり質問したりすることも容易です。もちろん学習管理者自ら、特定のチームに学習コースを投下することで、特定の部門やプロジェクトチームに必要な能力学習の機会をピンポインで与えることができます。

Microsoft Teamsの中でLMS365の学習タブを設定することもできるので、Microsoft Teams内でコースカタログを閲覧したり、ダッシュボードによって自身の学習進捗状況を把握することもでき、日々の学習をMicrosoft Teamsの中で完結させることが可能です。

新しい働き方と未来への取り組み

コロナウィルスによる環境変化は、従業員の仕事の取り組み方だけでなく、精神的もしくは感情的な側面へも大きな影響を与えました。各社の人材開発チームは、Microsoft TeamsとLMS365を活用して、メンタルヘルスに関する学習コースの立ち上げや、サポート用のコミュニティを準備し、在宅期間中の従業員へのケアを進めています。マネージャー層もMicrosoft Teams内で学習面だけでなく、様々な側面から部下とのコミュニケーションを活発化させており、タスクベースの会議以外のオフな会話も積極的に行われています。

コロナウィルスの影響もあり、私達は新しい生き方、新しい働き方を求められるようになってきています。従来の対面式の会議やコラボレーションを、完全にオンラインに置き換えることは難しいかもしれませんが、オンラインならではの特性を活かして、働く環境をよりインテリジェンスに、魅力的なものにすることはできます。全従業員がオフィス内で画一的な働き方をするのではなく、時と場所を選ばずに自由に働くことができる世の中になってきています。
Microsoft TeamsとLMS365という2つの統合されたツールを活用することで、これからの働き方に適した学習環境、そしてコミュニケーション環境を手に入れることができます。もしかしたら、これは従来の対面式しかなかった旧来の仕組みよりも、より緊密で関係性の深いコミュニケーションを可能にするかもしれません。

これまでの対面による学習やコミュニケーションの良さと、新しいオンライン化された学習環境やコミュニケーション環境を統合させることで、従業員にとって会社が今まで以上に魅力的になり、また今まで以上に効率的に従業員の能力開発が行えるようになることが期待されています。