人材育成で持続的成長を創造する


人材の育成には、費用と時間がかかります。
しかし、想像してみてください。あなたの会社が資格、スキル、人柄に申し分のない人を雇ったとします。この人は会社を辞めることなく、将来にわたりあなたの会社に貢献し、利益をもたらし続けてくれるのでしょうか?今日、多くの企業は人材育成の価値を過小評価しています。これは会社の社風、独自のノウハウに関する知識の保持、および会社の成長に大きな影響を与えている可能性があります。

重要なのは最初の一歩

新人研修を、誰かの家に訪問するときの挨拶に例えてみましょう。あなたはドアの前であいさつだけして帰りますか?それとも挨拶をしたあと家の中でおもてなしを受けますか?多くの企業は有望な人を採用するために多くのコストを費やします。そして、採用した有望な人材が長期的に会社に貢献してくれるかどうか、重要になってくるのが新人研修です。
新人研修で最も重要なのは、新しい人が加わることを組織のメンバーに知らせることです。そして、新しい人を受け入れる態勢を整えるため、既存のメンバーがコミュニケーションして、いつ、誰が、何を行うかを決めることが重要です。1対1のトレーニングが必要な場合、トレーニングを円滑に行うために既存のメンバーは事前に準備を整えることが大切です。これは、業務を行うために必要なスキルや、社風、独自の文化を伝えるものになります。

人材開発の重要性

人材の開発には、業務に関するスキルの習得の他、「従業員の成長」と「将来性」に焦点を当てることが大事です。これらは、従業員だけでなく、会社全体に利益をもたらします。
人材育成は、従業員の満足度とモチベーションを向上させます。従業員個人のスキルを向上させることに、積極的な支援を行う職場では、従業員は自分自身が評価され、尊重されていると感じます。これは、従業員の離職率を抑えるのに効果を発揮します。
調査によると、適切なトレーニングを受けていない従業員の40%は、より良い成長の場を求めて1年以内に離職してしまいます。新人研修以上のトレーニングの機会を提供することで、会社にとって彼らが重要な存在であり、会社と一緒に成長していきたいと願っていることを彼らに伝えましょう。あなたはいきいきと働く従業員の姿を目の当たりにするだけでなく、会社の業績が向上することにも期待できるでしょう。
米国人材開発機構(ASTD)は、包括的なトレーニングを提供する企業は提供しない企業よりも24%高い利益率を得るという事実を発表しました。これは何を意味するのでしょうか? 適切なトレーニング、優秀な従業員、優れた生産性は密接に結びついているということなのです。

知識やスキルを形式知化する

実際には、あなたの会社がどんなにいい会社であったとしても、優秀な従業員が退職を考えることもあります。でも何も心配することはありません。準備ができていればいいのです。
優秀で意欲的な人を雇用した場合、多くの場合、与えられた役割を超える働きをするでしょう。しかし、たとえあなたが優秀な従業員を雇っていたとしても、重要な業務プロセスや仕事上のノウハウ、また業務における人的ネットワークの喪失を避けるためには、知識を明文化していくことが重要です。そして、それらを共有するためのシステムと社風を構築する必要があります。
例えば、職場でSkypeの使い方に関するヘルプが必要になったり、パワーポイントの使い方が分からなくなったなど、IT関連のトラブルが発生したとき、あなたは同僚に助けを求めるかもしれません。同僚はあなたの問題を解消してくれるでしょう。しかし、毎回あなただけのために彼らの知識を使うのではなく、それを学習プラットフォームで共有しましょう。
あなたが学習管理者であるならば、すべての部門の従業員が専門知識を共有する学習プラットフォームを作りトレーニングを通じて切磋琢磨する職場環境を構築しましょう。例えば、イベントの計画とスケジュールに関連する主要なプロセスを文書化して保存します。誰でも簡単にアクセスできる学習プラットフォームのFAQリストにアップロードします。そうすることで、もしあなたが会社を辞めたとしても、貴重な情報を保持するための準備を事前に整えておくことができるのです。

ベンジャミン・フランクリン氏はかつて「知識に投資することは、常に最大の利益をもたらす」と言いました。 あなたの会社が、これから採用する人にとって魅力的であるためには、トレーニングは重要なものです。また、同時に会社の成長戦略を強化するための長期的な投資であることも忘れてはいけません。

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