eラーニングシステムの効果的な活用方法・ポイント・注意点を解説

今や企業の研修・教育や学校の授業などあらゆる場面で利用されている「eラーニング」。eラーニングを導入する際に、判断材料としてどのような活用法があるか把握しておくことは重要です。この記事では以下の内容について詳しく解説します。

  • eラーニングの活用で得られるメリット
  • eラーニングの活用法
  • eラーニングを活用する場合の注意点

eラーニングの活用を成功させるため、活用法におけるポイントや注意点について理解を深めていきましょう。

eラーニングとは?

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eラーニングとは学びを電子化したもの、つまり「インターネットを利用した学習方法」のことです。コロナ禍で浸透した「オンライン学習」はまさにeラーニングに該当します。そんなeラーニングに欠かせないのが「eラーニングシステム」です。この章では以下の2点を解説します。

  • eラーニングとeラーニングシステムの違いについて
  • eラーニングシステムの基本機能

eラーニングの運用に欠かせないeラーニングシステムについての理解を深めていきましょう。

eラーニングとeラーニングシステムの違いについて

eラーニングシステム(LMS)とは、eラーニングを効果的・効率的に運用するためのシステムです。受講者の受講状況や成績などを管理する役割を果たしています。以前はeラーニングでは受講者の学習管理ができていませんでしたが、LMSが導入されたことで受講者管理の効率が上がり、学習効果の向上に繋がりました。

eラーニングシステムの基本機能

eラーニングシステムが持つ基本機能は以下になります。

  • マルチデバイス対応
  • 教材の作成
  • コミュニケーション機能
  • 学習進捗状況の確認
  • 通知機能

eラーニングを導入する目的や受講者環境に合わせて必要な機能を揃えたシステムの導入を検討するのが望ましいでしょう。

eラーニングシステム(LMS)の機能についてはこちらの記事でも詳しく解説しておりますので、合わせてご覧ください。
LMSの主な機能一覧【選び方のポイントや導入時の注意点も解説】

eラーニングの活用で得られるメリット

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eラーニングを活用することで得られるメリットは、以下の3点があげられます。

  • 学習する時間や場所が自由
  • 時間と費用のコストが抑えられる
  • 受講者の理解度がバラつくことを防げる

eラーニングを導入する前にメリットをしっかり押さえましょう。

学習する時間や場所が自由

いつでもどこでも研修を受けることができることは魅力的なポイントです。パソコンのみならず、スマートフォンやタブレット端末でも受講可能なシステムが増えており、通信環境が整っていれば場所を問わずに受講することができます。

従来の集合研修において、受講者は同一の場所と時間で研修を受ける必要がありましたが、eラーニングシステムを活用することで、受講者は自身のタイミングで受講することができるようになりました。

また、テスト機能やコミュニケーション機能を活用することで、場所や時間の制約を受けることなく学習効果を高めることができます。直接受講者と対面できない場合でも、理解度の把握や個別のサポートを提供することができるため、さらなる学習効果の向上が期待できます。

時間と費用のコストが抑えられる

eラーニングシステムの導入は初期費用や運用費がかかりますが、中長期的に利用していくことで全体のコストを抑えることができます。

例えば、オフラインでの学習を実施する場合、以下のようなコストがかかってしまいます。

  • 参加会場費
  • 受講者の交通費・宿泊費
  • テキスト費
  • 会場ごとに発生する人件費

これらの費用は長期的な視点で見れば、膨大なコストがかかってしまいます。

毎年同じ講座を実施する場合や複数の会場で実施する場合にたびたび発生したコストも、過去に作成した教材をeラーニングシステム上で配信すれば、費用を大きく削減することができるでしょう。

受講者の理解度がバラつくことを防げる

eラーニングでは自分のペースで学習を進めることができるため、受講者の理解度のバラつきを抑えることができます。

受講者の中でも受講内容についてすでに理解していたり、反対に未経験だったりとスタートラインで既に条件が異なる場合があります。また、得意/不得意等による理解スピードも人によって異なります。

eラーニングシステムを導入することで、受講者側は自身のペースで学習を進めることができ、管理者側は学習の進捗度やテスト結果を加味した上で教材を提供することができます。

個別メッセージ機能を活用すれば、学習の進捗が遅れている受講者に絞ってサポートすることもできるため、さらに受講者全体の理解度を高めることが可能です。

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eラーニングの4つの活用法

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ここで紹介するeラーニングの活用法は、以下の4点です。

  • 新入社員研修
  • 社内教育
  • マニュアル配信
  • 教育現場での授業

eラーニングを効果的に活用するうえで、参考にしていただければと思います。

新入社員研修

中途入社社員も含めると、毎月新入社員研修を実施している企業も多いのではないでしょうか。また、新入社員研修の内容は毎年同じであることがほとんどです。

毎回同じ内容を取り扱う場合、初めに動画やテキストで教材コンテンツを作ってしまえば、繰り返し利用することができるため、研修の度に発生する作業や人件費等の負担を削減することができます。

また、基本的に新人社員は会社に慣れていないため、一度の研修のみでは深く理解できない場合があります。eラーニングシステムを導入していれば、同じ動画コンテンツを繰り返し閲覧することができるため、より理解を深めることが可能になります。

社内教育

全従業員を対象に行う社内研修にeラーニングの活用を検討している企業も近年増加しています。

パワハラ・セクハラ・個人情報保護・LGBTなどコンプライアンス系の教育テーマがここ数年で急増しており、テーマに対応した研修の実施が求められています。一方で、全社員に対して研修を実施するとなった場合、場所と時間を指定する集合研修の実施は難しいため、eラーニングの活用が必須と言えるでしょう。

全従業員の理解度を確認するためにテスト機能を用いて正答数を集計したり、アンケート機能を用いて身の回りでコンプライアンス違反がないか匿名で回答をしてもらったりするなど、eラーニングシステムを用いることで、社内で発生している課題を特定することも可能です。

マニュアル配信

全国展開している企業ではパート・アルバイト等も含めたマニュアル教育が必要になります。正社員と比較し、パート・アルバイト等の雇用形態は採用の頻度が高いため、マニュアル教育をeラーニング化しておくことで教育コストを大幅に削減することができるでしょう。

また、作業手順や接客手順などのマニュアルを本社が動画教材として準備することで各拠点や店舗による教育内容の偏りを減らすことも可能です。

わからない作業が発生した場合でも繰り返し教材を確認することができるため、不安や懸念を取り除くことにも繋がります。

教育現場での授業

企業のみならず学校などの教育現場でもeラーニングを採用するケースが急増しています。

最新のeラーニングシステムでは、ライブ配信機能があるためリアルタイムに相互にコミュニケーションを取りながら授業を進めることが可能です。

また、受講者同士でもコミュニケーションを取ることができるため、グループワークやディスカッション等を取り入れた授業を実施することも可能です。

出席者の集計やテスト機能を用いて、大学等では単位や成績の管理をeラーニングシステム上で行うこともできます。

eラーニングシステムのその他の活用事例についてはこちらでもご紹介しておりますので、合わせてご確認ください。

eラーニングシステム導入事例10選!活用法や選ぶ際の注意点を解説

eラーニングを活用する場合の注意点

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メリットが多数挙げられるeラーニングですが、導入時に期待していた効果が得られないというケースも少なくありません。以下の3つの注意事項を意識し、効果的・効率的にeラーニングを運用できるようにしていきましょう。

    • 学習の優先度を下げられないようにする
    • 導入前の検討や準備をしっかり行う
    • 受講者を放置しない

学習の優先度を下げられないようにする

時間と場所を選ばずに学習を進めることができるeラーニングですが、一方で「いつでも受講できるという利点」が業務を優先し、学習の優先度を下げてしまう要因の1つになる可能性があります。また、期限までに教材を視聴することが目的になってしまい、学んだことを業務において活用できていないという場合もあります。

受講の必要性を明確にしておかなければ、受講者にとってeラーニングの優先順位が下がってしまいます。

eラーニングシステムのテスト機能を活用し、テストに合格した受講者から特定の業務に臨めるようにする等、業務と関連させた学習を提供することが求められます。

導入前の検討や準備をしっかり行う

eラーニングを導入する前に入念な検討や準備を行う必要があります。

eラーニングを実施する目的や期待する効果を明確にし、導入を検討しているeラーニングシステムに必要な機能が備わっているかどうか比較・確認をしましょう。
価格や製品の雰囲気で決めてしまうと、想定していた施策を実現できない可能性があるため、お試し導入をした上で検証してみることが大切です。

また、クラウド型・オンプレミス型によっても費用感や運用の方法が異なります。クラウド型のメリット/デメリット、オンプレミス型の開発/構築にかかる費用等はこちらで詳しくご紹介しているので、ご参考ください。

クラウド型eラーニングシステムを導入するメリット8選!注意点・特徴を解説

eラーニングシステム構築(開発)にかかる費用とは?注意点や種類について解説

運用をスタートした際に誰が管理者を担当するか等も決めておくことで、問題が発生した際に迅速に処理することができるでしょう。

受講者を放置しない

eラーニングを運用するうえで、受講者の管理とモチベーションの維持はとても重要です。

モチベーションを保てない場合、受講を途中で辞めてしまったり、コンテンツを流し見したりしてしまうなど、学習効率が下がってしまうことが懸念されます。

eラーニングシステムの様々な機能を用いて受講者のモチベーションを高め、学習効率を上げられるように運用していきましょう。

例えば、アンケート機能を用いて学習でつまずいた箇所の集計を取ることができれば、より学びやすい教材へと改善していくことが可能です。

受講者の学習進捗度や理解度を日々確認しながら、定期的にヒアリングを行うなどして受講モチベーションを維持できるように管理していきましょう。

参考:eラーニングは意味ない?システム導入における課題と解決方法とは

eラーニングの活用を成功させるためのポイント

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eラーニングを運用するにあたって、どのeラーニングシステムを活用すれば効果的な研修を実施することができるか、そもそも適切な環境にあるのか等不安に思うこともあるでしょう。

そこで、この章ではeラーニング活用を成功させるポイントとして、以下の3点について詳しく解説します。

  • 教材コンテンツの更新頻度
  • 評価方法
  • 受講者へのフォロー

教材コンテンツの更新頻度

教材は一度作成したら完了ではなく、さらに学びやすい教材に改善していくことが求められます。前述のようにアンケート機能や個別のメッセージ機能を用いて、受講者から教材に対するフィードバックを募集することで、改善点を抽出することが可能です。

受講者が回答した改善点を教材に反映していくことで、受講者自身に教育者としての当事者意識を感じさせることができるでしょう。eラーニング教材をより良いものにしていくということを感じてもらえれば、組織としての一体感も向上に繋げることができます。

評価方法

学習進捗度や理解度を把握・分析することで、学習効果を飛躍的に向上させることができます。「学習成果と評価体制を連動させたシステム」を構築することがeラーニング活用を成功させる重要なポイントです。

eラーニングのテスト機能を活用して、受講者の習熟度や進捗度について把握し、全従業員一人一人に適した学習を提案しましょう。また、その習熟度に応じた人事評価制度を構築することで、モチベーションを維持でき、さらなる学習効果の向上に繋げていくことが可能です。

受講者へのフォロー

受講者をサポートする体制を作ることも重要です。具体的には「チューター」や「アドバイザー」といった学習や研修を支援する人材を確保しておくことです。悩みや困難に直面する度に相談相手がいることで、モチベーションを維持することができるでしょう。

「場所や時間による制約を受けない」というメリットが、「孤独感」や「相談相手がいない」というデメリットになっている場合があります。

最新のeラーニングシステムには、個別でメッセージを送受信できたり、掲示板で受講者同士が意見を交わし合ったり等、コミュニケーションを促す機能が備わっています。受講者が自発的に機能を利用することを期待するのではなく、管理側が積極的に利活用し、コミュニケーションを活発にさせることが重要です。

効率を求めながらも、一人一人に寄り添ったサポート体制を整備しておくことで、組織全体の学習効果を向上させることができるでしょう。

eラーニングを活用して効率よく研修や学習を進めよう

eラーニングの活用におけるメリットや注意点、成功するためのポイントについて解説しました。

以下、本記事のまとめになります。

  • eラーニングは学習する時間や場所が自由で、平等に学習の機会を提供できる
  • eラーニングは様々な場面で活用されている
  • eラーニングを活用する際は、事前の準備等をしっかりしておく必要がある
  • ポイントを理解することでeラーニングの効果をさらに高めることができる

eラーニングを活用する際には、盲目的にならずに「どのeラーニングを活用すれば学習効果がより向上するか」「安価なシステムで済ませようとしていないか」など、自社の方針や理念に適したeラーニングを慎重に検討したうえで活用することが望ましいでしょう。
導入を検討する際に、この記事が参考になれば幸いです。

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導入するメリットは、以下の3つです。

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監修者

三上 晃潤

三上 晃潤(株式会社ソフィア 事業開発部 リーダー)

人事部、広報部、経営企画部、情報システム部を中心に、eラーニングシステムを活用した課題解決の提案やLMS365の導入支援を行う。最大手コンビニチェーンや最大手商社等の窓口を担当し、年間25,000ライセンス以上の販売実績を持つ。