LMS(学習管理システム)とは?意味や種類、選ぶ際のポイントを解説

オンライン学習ができるeラーニングの普及とともに、LMSの需要も高まってきました。一方で、LMSの機能や特徴、導入によるメリットなどがわかりにくいと感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、eラーニングとともにLMSを導入すべき理由やメリット・デメリット・選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。

eラーニング導入を検討中の方や、導入後に学習効果が実感できない方は、LMSの導入をおすすめします。LMSの必要性について理解し、導入を検討してみてください。

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eラーニングに必要な要素

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eラーニングとはインターネットを介して行う教材配布型のオンライン学習のことです。管理者側から一方向的な学習スタイルであるため、受講者の進捗状況や成績のデータ化などができないという課題があります。

これらの課題を解決したeラーニング環境を実装するためには、以下2つの要素が必須となります。

  • 学習教材
  • LMS

学習教材

eラーニングで使用する教材の種類は、以下の4通りです。

  • テキスト・資料
  • 静止画
  • 動画
  • 音声

これら4種類を組み合わせたマルチメディア教材は、複数の感覚(視覚+聴覚など)に働きかけることができるため、受講者が学習内容を理解しやすく、知識の定着に繋がります。

実際に使われる教材とその特徴については、以下表をご参照ください。

教材特徴
資料配布型
(テキスト・資料)
  • テキスト・資料の配布
  • 音声や画像との組み合わせで理解度を向上させる
アニメーション型
(動画+音声)
  • キャラクターやアニメーションを用いた解説
  • 受講者は理解しやすい
動画配信型
(動画+音声+テキスト)
  • 録画した研修風景などの動画を配信
  • ライブ配信を用いたリアルタイム研修が可能
  • 資料映像や画像の取り込みも可能

この他にもテスト・アンケート機能を活用すると、以下のメリットが得られます。

  • 受講者の理解度の確認
  • 課題や改善点の明確化

マルチメディア教材やテスト・アンケート機能を活用することで、より学習効果を高めることができます。

LMS

LMS(学習管理システム:Learning Management System)は、eラーニングを管理するシステムです。主な機能として以下の2つが挙げられます。

  • 学習管理
  • 教材管理

学習管理は、受講者の学習効果を高めるためにあります。例えば、学習の進捗状況確認や個人に合わせたカリキュラムの作成、個別メッセージの送信などが機能として挙げられます。

教材管理は、学習に使うコンテンツを追加・制作する機能です。各社が提供している既製品に加え、自社独自で制作した教材もLMSへ取り込むことができます。

また、LMSと同義の単語に「eラーニングシステム」がありますが、こちらもLMSと同様に、学習管理システムを指す際に用いられます。

LMSの主な種類とは?

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LMSの主な種類は、以下の2つです。

  1. オンプレミス型
  2. クラウド型

それぞれ導入・管理方法や費用について解説しますので、ぜひご活用ください。

オンプレミス型

オンプレミス型とは、自社サーバー内にLMSを構築する導入方法です。

自社に最適化された機能や操作性にカスタマイズできるメリットがあります。一方、導入費用が高く、構築から実装までの期間が長いのがデメリットです。

オンプレミス型のメリット・デメリットは、以下表を参照ください。

メリット/デメリット内容
メリット
  • 自社独自の機能を追加できる
  • 操作性など柔軟にカスタマイズできる
デメリット
  • サーバー・インターネット環境の整備が必要
  • 管理・メンテナンスが必要
  • 導入費用が高い
  • システムの構築期間が長い

自社独自の機能や操作性を柔軟にカスタマイズできるため、受講者・管理者ともに扱いやすいシステムを構築できるでしょう。シンプルな操作性にカスタマイズすれば、日々利用する受講者のモチベーション維持にも繋げることができるのではないでしょうか。

一方、自社サーバーやインターネット環境などのインフラ整備やシステムを一から構築するため、初期費用が高くなるというデメリットがあります。導入する内容にもよりますが、初期費用は「100〜500万円」前後を想定しておきましょう。

独自の機能や操作性をカスタマイズし、長期的に運用がしたい方は、オンプレミス型の導入をおすすめします。

クラウド型

クラウド型とは、サービス提供会社がクラウド上に構築したシステムにアクセスをして利用するLMSです。

既存のシステムを利用するため、契約後すぐに実装でき、オンプレミス型と比べて初期費用を大幅に抑えられることがメリットです。一方で、機能や操作性のカスタマイズが難しいというデメリットがあります。

クラウド型のメリット・デメリットは、以下表を参照してください。

メリット/デメリット内容
メリット
  • すぐに導入・実装ができる
  • 初期費用を抑えられる
  • 管理・メンテナンスが不要
  • 災害に強い
デメリット
  • 機能や操作性に関するカスタマイズができない
  • ランニングコストがかかる

初期費用が抑えられることから、受講者が少数である場合や利用期間が短い場合は、コストカットが期待できます。また、管理やメンテナンスはサービス提供会社が行うため、詳しい社員がいない場合でも安心して利用することができます。

一方、既存のシステムを利用するため、機能や操作性に関するカスタマイズは難しいというデメリットがあります。そのため、導入前に各社サービスが使いやすいかを入念に確認しましょう。

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LMSの主な3つの機能とは?

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LMSの機能は、以下の3つです。

  1. 教材の配信
  2. 教材の更新
  3. 学習状況の管理

これら機能を理解しておくと、具体的な活用方法をイメージして導入することができます。

LMSの主な機能1:教材の配信

LMSには「教材の配信」機能があります。eラーニングで用いる教材では既製品を導入する方法と、自社独自で制作する方法があります。

教材の種類は、以下の4通りです。

  • テキスト・資料
  • テスト・アンケート
  • 動画
  • ライブ配信

自社研修に最適な教材を選び、配信しましょう。例えば、ライブ配信教材なら従来の集合研修に似た緊張感を受講者側に感じてもらうことができます。

LMSの教材配信機能により、教材の幅を広げることができます。

LMSの主な機能2:教材の更新

LMSには「教材の更新」機能もあります。過去に利用した教材を最新の情報に修正したり、受講者の意見を取り入れた独自教材を作成したりすることが可能です。

eラーニングのみの利用だと教材の更新ができないため、学習範囲が限定され、受講者のニーズを満たすことが難しくなります。

LMSを導入すると、教材の更新を常に行うことができるため受講者の学習ニーズを満たした教材を提供し、より効果的な学習を実現することができます。

LMSの主な機能3:学習状況の管理

LMSには「学習状況の管理」機能もあります。具体的には、以下の通りです。

  • 進捗状況の把握
  • 成績のデータ化
  • 個人に合わせたカリキュラムの作成
  • 学習を促す個人メッセージの送信

eラーニングのみの利用だと、学習教材を配信するだけで、受講者の進捗状況や成績管理ができないという課題がありました。特に配布型教材の場合、学習効果やモチベーションは受講者に依存してしまいます。

LMSなら受講者ごとの学習管理が可能です。進捗状況や成績をデータ化できるため、個人レベルの学習効果や教材の分析もできます。また、これらデータは人事評価の材料としても利用可能であるため特に社員数の多い企業などは個人のスキル評価を効率的に行えるようになります。

LMSを選ぶ際にチェックすべき5つのポイント

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LMSを選ぶ際にチェックすべきポイントは、以下の5つです。

  1. 必要な機能が備わっているか
  2. セキュリティ対策はできているか
  3. 費用がかかり過ぎないか
  4. スマホやタブレットにも対応しているか
  5. サポート体制が整っているか

長期的に利用するからこそ、導入前に最適なLMSを選べるようチェックポイントを押さえておきましょう。

LMSを選ぶポイント1:必要な機能が備わっているか

LMSを選ぶ際に、必要な機能が備わっているかを確認しましょう。

各社提供するLMSには様々な種類があり、それぞれ持つ機能や特徴が異なります。

特にクラウド型は機能や操作性のカスタマイズが難しいデメリットがあります。そのため、学習の目的を達成するための機能が備わっているかどうか、導入前にしっかり確認しておきましょう。初月無料のクラウド型LMSもあるため、実際にお試しで使用してから導入を検討しても良いでしょう。

まずは自社の導入目的を明確にした上で、その目的を達成するための機能があるかどうか確認することをおすすめします。

LMSを選ぶポイント2:セキュリティ対策はできているか

セキュリティ対策についても導入前に確認しておきましょう。

クラウド型はサービス提供会社のサーバー内に自社の情報を預けるため、自社が設定するセキュリティレベルと比較する必要があります。

導入前に各社どのようなセキュリティ対策をしているか、自社の基準と照らし合わせて確認してみることをおすすめします。

LMSを選ぶポイント3:費用がかかり過ぎないか

導入費用が予算内で収まるかどうかについても確認しておきましょう。

クラウド型なら費用は抑えられるものの、月々のランニングコストが発生します。支払い方法は、利用者数に限らず一定金額の支払いをする「月額固定制」と、利用者数に応じて支払い金額が変動する「従量課金制」があります。どちらの支払い方法がよりコストカットに繋がるかどうかも検討が必要でしょう。

オンプレミス型ならサーバーやインターネット環境などのインフラ整備、システムの構築費などクラウド型に比べて初期費用が高くなります。自社で運用するため、サーバー管理やメンテナンスにも費用がかかることを想定しておかなければいけません。

クラウド型とオンプレミス型で費用が大きく変わってきます。予算とも相談しながら、導入の検討をしましょう。

LMSを選ぶポイント4:スマホやタブレットにも対応しているか

スマートフォンやタブレットなどマルチデバイスに対応しているかどうかも確認しましょう。

マルチデバイス対応であれば、受講者のライフスタイルに合わせた学習方法を提供することができます。

例えば、スマートフォンやタブレット端末に対応しているLMSならインターネット環境さえあれば、場所や時間に縛られることなく受講できます。そのため、移動中のスキマ時間や休日など、受講者が学習のタイミングを自由に選ぶことができます。学習の機会を逃すこともなく、動画教材なら巻き戻しやリピート再生を活用して自分のペースで受講可能です。

働き方が多様化する現代において、受講者に合わせた学習スタイルが実現できるマルチデバイス対応は、必須と言えます。

LMSを選ぶポイント5:サポート体制が整っているか

サポート体制が整っているかどうかもLMSを選ぶ際のポイントです。

新システムを導入した場合、必ずと言って良いほど疑問や不明点が出てきます。その際、サポート体制が整っているサービスなら、導入から実装までアドバイザーにレクチャーしてもらいながら、スムーズに利用開始することができます。

例えば、以下のサポートがあると安心でしょう。

  • 導入時の機能や操作のアドバイス
  • 管理・メンテナンスなどの運用
  • データのバックアップ
  • 各種サービスの説明

またサポート形式は、電話やメール、チャットなどがあり、自社が利用する上で使いやすいかどうかも確認しておきましょう。

LMSを活用するメリットとデメリット

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この章では、LMSを活用するメリット・デメリットについて解説します。

特にデメリットについては導入前に対策しておくこともできますので、ぜひご活用ください。

LMSを活用するメリット

LMSを活用するメリットは、以下の通りです。

対象者メリット
受講者
  • 場所や時間に縛られることなく受講できる
  • テスト機能で理解度がわかる
  • 進捗状況や成績がデータ化されるため達成感がある
  • 他受講者とコミュニケーションをとることができる
管理者・教育者
  • 進捗状況がリアルタイムでわかる
  • アンケート機能で学習や教材の課題・改善点がわかる
  • テスト機能で受講者の理解度がわかる
  • 学習状況の共有ができる

受講者側のメリットは、インターネット環境があれば場所と時間に縛られず利用できることです。時間を有効活用し、自分のペースで受講できるため、学習のハードルが下がります。また、テスト機能で理解度が可視化され、自身の課題を明確にできるメリットもあります。

管理者・教育者側のメリットは、学習の進捗状況をリアルタイムで把握できる点にあります。従来の集合研修やeラーニングのみの導入だと、管理者から受講者への一方向的なアプローチだけであったため、管理者は受講者の状況を把握できないという課題がありました。

進捗状況がリアルタイムで把握できると、個人に最適なカリキュラムの作成や個別メッセージが送れます。その結果、効率的かつ効果的な学習を促すことが可能です。また、アンケート機能で受講者の意見を集計し、教材の課題や改善点を明確にできるというメリットもあります。

LMS活用時に考えられるデメリット

LMSを活用するデメリットは、以下の通りです。

対象者メリット
受講者
  • 学習のモチベーションを維持しにくい
  • 受講するためのデバイスとインターネット環境が必須
  • 集合会場のような緊張感や臨場感が感じられない場合がある
管理者・教育者
  • 実技習得に向けた学習教材の提供が難しい
  • 教材作成に時間がかかる
  • オンプレミス型の場合メンテナンス可能な社員の確保が必須
  • ネットワーク・サーバーなどインフラ整備が必要

受講者側のデメリットは、学習のモチベーションを維持しにくい点が挙げられます。なぜなら一人で受講しなければいけないからです。一人で受講する環境でもモチベーションを維持できる教材の提供が必要になります。
最近のLMSでは、チャットや掲示板などのコミュニケーションツールがあるため、受講者のモチベーションを維持しやすい工夫がされています。導入の際は合わせて確認してみましょう。

管理者・教育者側のデメリットは、オンライン学習であるため、実技形式の学習が難しいという点が挙げられます。
実技習得を目的とする学習では、テキスト型などの教材だけでなく動画やライブ配信などを用いて、イメージを持ちやすい教材を提供する必要があるでしょう。
最新のLMSではVRによる仮想体験型の学習もできるため、実技に近い学習も可能となっています。

その他、既製品で学習ニーズが満たせない場合、独自の教材を作成する手間がかかります。教材制作には専門の知識とスキルが必要であるため、制作コストがかかり、管理者にとって大きな負担となります。教材作成サービスやサービス提供会社のサポートを利用して管理者の負担を軽減しましょう。

LMSの理解を深めておこう

本記事では、LMSの基礎知識や選ぶ際のポイントについて詳しく解説しました。

LMSには学習・教材管理機能が備わっており、eラーニングによる学習を効率的かつ効果的に進めることができます。

LMSを導入する際は、以下の5つのポイントを確認しましょう。

  • 必要な機能が備わっているか
  • セキュリティ対策はできているか
  • 費用がかかり過ぎないか
  • スマホやタブレットにも対応しているか
  • サポート体制が整っているか

上記ポイントを押さえてLMSを選ぶと、維持・管理がしやすくなります。加えてLMSのメリット・デメリットを踏まえて、自社に最適なサービスを選べるようになりましょう。

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監修者

三上 晃潤

三上 晃潤(株式会社ソフィア 事業開発部 リーダー)

人事部、広報部、経営企画部、情報システム部を中心に、eラーニングシステムを活用した課題解決の提案やLMS365の導入支援を行う。最大手コンビニチェーンや最大手商社等の窓口を担当し、年間25,000ライセンス以上の販売実績を持つ。