チーミングとは?意味や必要な要素、学習する組織としてLMSを活用する方法を解説

働き方改革や新型コロナウイルスの影響により、リモートワークなどの新しい働き方は多くの企業で広まりました。

毎日オフィスで仕事仲間と顔を合わせるという働き方に比べると、ビデオ通話やメール、電話が中心となるリモートワークでのやり取りはどうしてもコミュニケーション不足に陥りやすくなってしまいます。

この記事では、時代の変化に合わせてチームの在り方を模索し続けるという「チーミング」という方法をご紹介します。

この記事を読むことで、これからのチーム作りで気をつけなければならないことや組織を変えていくために必要なツールが見えてきます。

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チーミングとは?

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チーミングとは、変わり続ける時代に合わせてチームの在り方を常に模索し、実践し続けることを指します。

チームをマネジメントする立場の経営者やリーダーが、時代に即したチームの在り方を無視し続けると、やがてチームは機能しなくなっていきます。組織が常にアップデートを続け、テクノロジーや新しいビジネスマインドに合わせた仕組みを模索し最適化を続けることで、常に効率的なサイクルで成長していけるチームを維持することができます。

また、プロジェクトごとにチームメンバーが変わったり、新事業によって新しいメンバーが追加されたりする組織にとってもチーミングの考え方は重要です。チーミングの考え方を取り入れることにより、意思決定の仕組みや議論の結論づけをスムーズに変えていくことが可能になるでしょう。

チーミングの意味

チーミングとは、名詞のteamに現在進行形の「-ing」がついた言葉で、チームワークの構築と最適化を絶え間なく模索し実践し続けることを意味します。このチーミングという概念は、チーム研究の第一人者であるハーバード大学大学院教授のエイミー・C・エドモンソン氏によって提唱されました。

なお、チーミングと混同されがちな言葉として「チームビルディング」がありますが、チーミングとチームビルディングは異なります。
チームビルディングは、効果的に機能するチームを立ち上げていくことを意味するのに対し、チーミングは既存のチームを分析し、成長させていくことを意味する言葉です。

チーミングの重要性が高まった理由

チーミングという概念自体は2012年にエイミー・C・エドモンソン氏が書籍で提唱しているのですが、近年さらに注目を集めるようになりました。

2020年以降にチーミングの重要性がさらに高まった理由としては、新型コロナウイルスによる影響があげられます。リモートワークを導入する企業が急増し、チームメンバーと物理的に離れて仕事をする機会が増えた結果、チームとして仕事を進める意識の低下を感じている人が多くなりました。

今後も社会の変化により働き方が大きく変わっていくことが十分に予測されます。社会の変革に対応していくために、チームを成長させ続けるために必要なチーミングという概念が重要視されるようになっています。


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チーミングに必要な3つの要素

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ここまで、チーミングという言葉の概要やチーミングが注目されるようになった背景について解説しました。

チーミングは変化する社会にチームを対応させるため、チームのあり方を模索していく考え方のことです。近年はリモートワークの普及によって物理的距離が離れたチームでも、効率的にチームの連携を取る必要が生じたため、チーミングの重要性に注目が集まっています。

次にチーミングを取り入れるために必要な要素を紹介します。

チーミングに必要な要素①:心理的安全性

チーミングを取り入れるためには、チームにおいて心理的安全性が担保されていることが重要です。

心理的安全性とは、不安を感じることなく発言したり行動したりすることができるかどうか、ということを指します。チーム内で信頼性が構築されていないと、新しい意見や考え方を持ち込んだ際にメンバーやリーダーから怒られたり、グループから孤立したりしてしまうのではないかという不安が生じます。発言や行動に対して不安を感じていると、チームとしての新たな動きが抑えられてしまい、生産性が低下してしまいます。

チームのあり方について活発に意見を交換することができるよう心理的安全性を担保しておくことは重要です。

チーミングに必要な要素②:学習する組織

学習する組織とは、マサチューセッツ工科大学のピーター・ゼンゲ氏が定義した組織に関する概念です。
テクノロジーが加速するこれからの社会で、生き残ることができる組織はあらゆる立場の人が意思決定に向けて学習することができる組織だと考えられています。また、学習する組織を実現するためには、「リフレクション」と「フレーミング」が有効とされています。

ビジネスシーンにおけるリフレクションとは、客観的な視点から行動や考え方を振り返ることです。
自分自身の振り返りはもちろん、チーム内で他のメンバーの行動を振り返ったり、自身の振り返りについて意見をもらったりすることで新たな発見が得られるようになります。

フレーミングとは、偏った視点からではなく多角的な視点で物事を捉えることです。半分水が入ったコップを「半分も入っている」と捉えるのか、「半分しか入っていない」と捉えるのかによって状況の説明が変わるように、物事は事実だけでなく捉え方が重要です。
学習する組織のリーダーは、フレーミングによってさまざまな視点から状況判断をするスキルが必要とされます。

チーミングに必要な要素③:学習領域

ピーター・ゼンゲ氏の定義する「学習する組織」においては、組織が学習すべき内容には5つの領域があるとされています。
これらの5つの領域はディシプリンと呼ばれます。
ディシプリンは直訳すると「規律」や「共通理解」のことですが、学習する組織でいうディシプリンは、学習する組織を実現するために実践すべき理論のことを指します。

ディシプリンの詳細については次章で解説します。

チーミングのために組織が学習すべき領域とは?

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チーミングで重要となる概念、学習する組織では学習領域として5つのディシプリンがあることを説明しました。

チーミングを取り入れるためには5つのディシプリンについて学習し、理解を深めて実践する必要があります。

5つのディシプリンは具体的には下記の通りです。

  • システム思考
  • 自己実現
  • メンタルモデル
  • ビジョン
  • チーム学習

それぞれの領域について詳しく解説していきます。

分類①:システム思考

システム思考とは、様々な事柄や人間の行動を相互に関連したシステムであると捉える概念です。

社会はテクノロジー化と共に急激に発展し、単純な構造では捉えられなくなってきています。そこで、様々な物事を単体として捉えるのではなく、相互の関係や全体像、変化に注目して捉えることで、現実に対応できるようになります。

このシステム思考は「学習する組織」の中核をなす概念だと考えられています。

分類②:自己実現

自己実現とはそれぞれのメンバーが自分に課せられた役割や仕事を創造的に拡大していく取り組みのことです。

与えられた仕事をただこなすだけではなく目的意識を持って学習し、活動に取り組むことで持続的な成長を実現することができます。

自己実現を達成するためには、社員一人ひとりが継続的に学習を続けることが何よりも重要です。

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分類③:メンタルモデル

メンタルモデルは、個人もしくは組織に根付くイメージやマインドのことです。このメンタルモデルによって、個人の行動パターンや組織構造が生み出されています。

ただ、無意識の領域に存在するため、メンタルモデルと認識することは、本人や組織のメンバーにとって難しいことと言えます。

大切なのは、意識できない領域にメンタルモデルが存在し、これを変化させることで個人や組織の変革を行うことができるということを認識することです。

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分類④:ビジョン

「学習する組織」におけるビジョンとは、チームとして共有するビジョンのことです。チームメンバー全員がチームのビジョンに賛同していることが重要となります。

組織は異なる考え方を持った個人の集まりなので、チームとしての明確なビジョンを共有していないと方向性がまとまらず、チームとして統率のとれた行動を取ることが困難になります。
それぞれの考え方を持った個人を、1つの組織としてまとめるためには、メンバー全員が納得できる明確なビジョンが必要です。

分類⑤:チーム学習

チーム学習は、ビジョンを共有するメンバーが1つの課題を解決するために協力して学びを得る過程のことです。
社会の変化に強いチームを作るためには、メンバーそれぞれが学習して個人の力をつけるだけでは不十分で、チーム全体が一丸となって学習していくことが重要です。また、チームとしての目標を達成するためには、メンバーが協力して学び合っていく必要があります。

メンバーの学習の方向性が一致しないと、マネジメントに無駄が生じたり、メンバーのスキルを生かしきれなくなったりしてしまいます。

チーミングを取り入れた組織を作るには?

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働き方の変化やテクノロジーの進化など、変わり続ける社会で時代に合わせて最適化できる組織を作るためには、「学習する組織」という概念について意識した学習を行うことが重要であることがわかりました。

それでは、チーミングの概念を取り入れて社会の変化に対応できる組織を作るためにはどのようにマネジメントを行えばよいのでしょうか。

チーミングを取り入れた組織づくりのための具体的なステップを解説します。

チーミングの意味を理解する

チーミングを取り入れた組織を作るためには、チームメンバー全員がチーミングの意味を理解する必要があります。

「チーミングを明日から取り入れる」といっても具体的に何をするのか、何が変わるのか等、メンバー全員にすぐに理解してもらうのは難しいかもしれません。

チーミングを取り入れることで将来的にどのように変わっていくのか、どのようなメリットが得られるのか等を明確に共有し、メンバー全員が意識的にチーミングに取り組んでいけるようにしましょう。

学習する組織の目的を把握する

チーミングを行うためには、「学習する組織」の概念も理解しておかなければなりません。

チームのパフォーマンスを上げるためには、個人だけでなくチームで学習することが大切です。チーミングを実現するためには、学習する組織づくりが不可欠です。

学習する組織の概念や目的を把握することで、変わり続ける社会に対応し、存続できる強いチームを作ることができます。

実践と改善をする

チーム全体で、チーミングの考え方や学習する組織を実現する目的について理解することができたら、いよいよ具体的な活動内容を検討し、実践します。

チーミングの考え方を取り入れた組織づくりの根幹には、状況によって仕組みを変えていける柔軟性があります。

そのため、一度決めた実践方法を実施してうまくいかなかった場合や、改善点の提案があった場合は、チーム全体で情報共有をし、さらによい組織づくりへと生かしていくことが大切です。

関連記事:ナレッジ共有とは?おすすめのマネジメントツールや選び方のポイントを紹介

チーミングにはLMSが最適?

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チーミングの考え方をチーム形成に取り入れるためには、まずはチーム全体でチーミングや学習する組織の理論を学ぶ必要があります。

さらに、学習する組織を構成する要因にはチーム学習があり、時代の変化に強い組織作りには学習基盤を整えることが必要不可欠です。しかし、1から学習基盤を構築していくのは容易ではありません。そこでおすすめなのがLMSの活用です。

本章ではチーミングにLMSが最適である理由を解説していきます。

LMSとは?

LMSとは、eラーニングをサポートする学習管理システムのことです。eラーニングはオンラインで学習コンテンツを提供する教育方法ですが、学習コンテンツを管理する際の利便性や受講者の学習状況の管理等が問題として挙げられることがありました。

eラーニングの利便性や学習の効率性を改善するために開発されたのがLMSです。LMSを活用すれば教材やユーザー情報を容易に管理することができるため、より便利にeラーニングを実施することが可能となります。

現在ではLMSにも様々な製品があり、製品ごとに機能やスペック、料金プランなどが異なります。

関連記事:LMSの主な機能一覧【選び方のポイントや導入時の注意点も解説】

リアルタイムでのコミュニケーション

LMSにはチャットや掲示板、ビデオ会議などの機能が備えられた製品が数多くあります。

チーミングではチーム全体でビジョンを共有したり、メンバー同士で学びを提供したりする機会が多くあります。
学習ツールにコミュニケーション機能が充実していることにより、チーミングに大切な心理的安全性の担保や、リフレクションの実施、フレーミングの共有などをスムーズに行うことができます。

コミュニケーション機能が充実したLMSを学習に活用することで、リモートワークなどで物理的に離れていてもチーミングの考え方に基づいた組織形成を実現することが可能です。

個人に合わせた学習コンテンツ

LMSでは、教材の管理や受講者ごとの学習コンテンツの設定が可能です。

例えば、複数の教材を組み合わせて学習コースを作成したり、受講者に合わせて個別のカリキュラムを作成したりすることができます。
チーミングを取り入れたチーム作りをするうえでは、チーム学習だけでなく、チームのために個人で学習を行うことも大切です。

LMSを活用することによって個人の学習を効率的に進められるようになり、結果としてチーム全体のポテンシャルを上げることに繋がります。

学習状況の把握

LMSを活用することにより、受講者の学習進捗状況を管理することができます。受講者がどのような教材で学習を進めているのかを把握することができるだけでなく、教材ごとに学習状況を確認することも可能です。

チーミングを行うためには、チーム学習と個人の学習を並行して進める必要があるため、メンバーの学習状況を把握しておくことは大切です。受講状況を把握することにより、学習を思うように進められていないメンバーに対して適切なフォローを行うことが可能になります。

また、教材ごとに学習状況を確認することで教材の妥当性を判断することができ、チーミングを実現するための教育の質を改善するのに役立ちます。

チーミングで新しいチームの形を作ろう

この記事では、チーミングの意味や、チーミングに必要な要素、学習すべき内容などをご紹介しました。

チーミングとは、変化し続ける社会のなかでチームが存続し続けるために、チームの在り方を模索していくという考え方やその過程のことを指します。
チーミングを実現するためには、心理的安全性の担保や、リフレクションやフレーミングのスキルを習得することなどが必要となります。
またチーミングの考え方を取り入れた組織作りをする上では、チーム全体で学習を続けていくことが大切です。

常にアップデートし続けられるチームを作るためには教育基盤を整えることが何よりも重要で、特にLMSを活用したeラーニングの導入が最適です。
チーミングで柔軟な組織作りを実現したい場合は、LMSの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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監修者

三上 晃潤

三上 晃潤(株式会社ソフィア 事業開発部 リーダー)

人事部、広報部、経営企画部、情報システム部を中心に、eラーニングシステムを活用した課題解決の提案やLMS365の導入支援を行う。最大手コンビニチェーンや最大手商社等の窓口を担当し、年間25,000ライセンス以上の販売実績を持つ。