「ビジュアル・ストーリーテリング」を使用して、従業員トレーニングをアップグレード

最近では毎日大量にコンテンツが溢れています。人はみな、スマートフォンでブログをスクロールしたり、パソコンで記事を読んだり、テレビでニュースやエンターテイメントを見るなど、色々な形式でコンテンツに触れています。

なぜ人の注意力が低下しているのか?とすぐに言う人がいますが、実際に注意力の低下が私達の生活や仕事にも影響を与えています。

どの業界でも会社は従業員の注目を集めるために、このコンテンツが溢れている環境と戦っています。会社の上層部は、常に従業員のエンゲージメントについて思いを巡らし、従業員の注意を少しでも会社に向けるよう努力を行い、効果的で質の高いエンゲージメントを促進すべく、従業員トレーニングに励んでいます。

従業員へのトレーニングを見直し、ビジネスの目標に向かって一致団結させる方法をお伝えする前に、まずはエンゲージメントとはなにか、そしてそれがどのように評価されるのかを見ていきましょう。

エンゲージメントとはなにか?

エンゲージメントは多面的な概念であり、これまでも具体的に定義することは困難でした。エンゲージメントの結果は行動や感情、そして認知的なレベルで現れるため、誰かの「エンゲージメント」が高い/低いと判断する絶対的な基準はありません。

しかし,現在最も一般的と言われる尺度は、特定の業務タスクに対する一定レベルの熱意や集中力と言われています。会社という組織において従業員のエンゲージメントは、会社の目標と、それを遂行するミッションへの意欲とコミットメントとしても測定されます。

従業員のエンゲージメントが高いと、会社生活中の態度や健康、仕事への取り組みに大きなメリットがあることが示されています。

現代において従業員のエンゲージメントを高める鍵は何でしょうか? それは動画(ビデオ)の活用です。

従業員の注意を引き、学習を向上させるためのビデオコンテンツ

科学者たちが人の注意力というものは、注意力の持続が短いと有名な金魚よりもさらに短いと仮定していることをご存知ですか? さらに人は、容易に他のことに気を取られてしまい1つのプロジェクトやタスクに十分な注意を払うことなく、他のタスクに注意が飛んでしまうことがあります。

このような人の注意力の乏しさから、ビジュアルに優れたコンテンツの方が単なるテキストコンテンツよりも魅力的で注意力を維持しやすいということが科学的に認められています。ソーシャルメディアからYouTube、広告、ニュースなどさまざまな分野で動画コンテンツの人気が急速に高まり、ビジュアル化されたコンテンツは情報のダイジェストや概念を容易に伝えられることが示されています。

テキストのみのコンテンツと比較して、動画コンテンツはプロセスや手順を示すのに優れていると報告されています。テキストだけでは伝達しきれない「リアル」な学習状況に寄与することもあります。

たとえば、顧客企業の困難な課題に対処するためのノウハウを従業員に伝える場合、テキストのみの文章を読んでもらうよりも、ロールプレイング形式の短い動画を見せるほうが魅力的でしょう。

動画コンテンツは読み手の理解を超えることが可能で、受講者をトレーニングしながら楽しませることもできますので、今後ますます求められるものとなるでしょう。

実際、上級管理職の59%以上が動画を観るかテキストを読むかの選択ができるのであれば、動画の方を好むとレポートされています。そして、動画コンテンツが魅力的に情報を学び吸収していくための、最適な方法になりつつあることを示しています。

ストーリーベースのコンテンツはもはや不可欠です

ここまでに述べたように、動画コンテンツは単に紙面で言葉にしただけでは当たり障りのないようなことでも、状況や情報、プロセスを具体的に描写できる素晴らしいツールです。

人はテキストを読むときは左脳(言語理解)だけがアクティブになります。脳の片側が機能しているときは反対側(右脳)があまり機能していないことになります。

では、どのようにして私たちは右脳に情報をインプットするのでしょうか? ストーリーテリングやストーリー仕立てのコンテンツがその役割を果たします。

「ストーリー仕立てのチュートリアルを動画コンテンツとして制作することで、ストーリーテリングと指導トレーニングを組み合わせた魅力的な学習体験を生み出すことができます。ストーリーテリングが人間の脳の両面を活性化させ、私たちの学習効果が高まる効果があることはよく知られています」とStoryals社の担当者は言います。

感情、視覚、言語、感覚、運動に関する情報を含むストーリーテリングは、左右脳をともに活性化させ、コンテンツに対する注意力、そして全体的な関心を高める効果があります。そのため、トレーニングに関わらず、従業員を楽しませるようなビデオコンテンツを用意することは会社への関心度合いを高める効果も期待されます。

加えて言うなら、インターネット上のビデオの平均再生時間は2.7分程度しかありませんので、従業員の関心を引くための動画コンテンツは長くする必要はありません。

ビジュアル・ストーリーテリングを取り入れて、エンゲージメントが成長するのを観察する

学習用に動画コンテンツを用意するのは難しいことではありません。LMS365のパートナー企業であるStoryals社やソフィア社のように、さまざまな業界や目的のために明瞭で簡潔なビデオを開発することを目的とした素晴らしいビジュアルストーリーテリングリソースがあります。

さらに、動画コンテンツを活用すれば、クラスルーム研修で実施するプレゼンテーション学習の支援ツールとしても機能します。eラーニングと実地の研修を組み合わせたブレンディング研修は大変素晴らしいもので、動画コンテンツも交えた多様なコンテンツを従業員に提供することでエンゲージメント効果を高めることが証明されています。

動画コンテンツを使用したビジュアルストーリーテリングは、従業員を惹きつけてトレーニングするための有望な方法です。ストーリーテリングコンテンツをLMSまたはトレーニングプログラムに取り込むための10ステップというものもあります。

人の注意の持続時間はとても短いということを忘れないでください。従業員の注意を惹きつけるためには受け身になっていてはいけないということです。

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