モダン・デジタルワークプレイスはモバイルへ

これまで、従業員のエンゲージメントの低下について、そしてビデオやビジュアルストーリーテリングなどのインタラクティブな取り組みを行うことで、従業員を惹きつけ、社内の学習効果を高めることについて取り上げてきました。
本記事では、従業員トレーニングを最大限に活用し、アジャイル的に従業員のニーズに応えながら社内学習の難しさを解消する技術要件を紹介します。

近代的な学習者とはどんな人でしょうか?

「近代的な学習者」とは英語では「Modern Learner」と呼ばれ、ビーチでリラックスしながら自分のスマートフォンでメールの対応をする、若くて技術的才能のある専門家を指して使われます。
このイメージは、平均的な学習者と似たようなものかもしれませんが、増え続ける新しい学習スタイルを使いこなす人として定義されています。

コンサルティング会社のデロイトは、最近の学習者のケーススタディからその特性を調査しました。
彼らの調査結果から、最近の学習者がどのようなプロファイルを持っているか、そして日に日に進化していく環境の中で、彼らがどのように学び、そして働くのかを理解することができます。
主な調査結果の内容は以下のとおりです。

  • 近代的な学習者は「マイクロ」であることを望みます
    多くの情報に溢れている昨今では、ひとつのことに注意している時間は秒単位で短縮されています。情報は短く簡潔に伝達される必要があります。
  • 近代的な学習者は拘束されません
    テレワークが進展し、多くの従業員がさまざまな場所で働いています。自分の時間の中で仕事を楽しんでいる人も増えてきています。
  • 近代的な学習はコラボレーションを好みます
    オンライン上に個人で専門的なネットワークを作り、モダン・デジタルワークプレイスとオンラインの様々なツールを駆使して共同作業を楽しんでいます。
  • 近代的な学習者は継続的に学習します
    常に変化が問われる現代では、従業員は新しいスキルやそれに伴うトレーニングを必要としています。近代的な学習者は職場内だけでなく、職場外でも色々なことを学ぶことを習慣にしています。

現代の学習者のための現代のデジタル職場

近代的な学習者についてよく知ることで、いつでもどこでも自分の時間内に仕事や学習ができる柔軟性を持つことが、現代の職場にとって最も望ましい姿であることが分かります。近代的な学習者のニーズと要望に応えるために、多くの組織が学習プラットフォームをデジタル的に変革し、モダン・デジタルワークプレイス化をすすめています。

モダン・デジタルワークプレイスには、バーチャル会議を簡単に開催できることや、ソーシャル学習を企業内に組み込むこと、従業員が自分の時間で学習できることなど、多くの素晴らしいメリットがあります。モダン・デジタルワークプレイスは絶えず進化しており、Microsoft Teams、SLACK、GoToMeetingなどの新しいツールは、コミュニケーション環境の柔軟性向上のために、モバイルを非常に重視しています。

モバイルで絶え間ないトレーニングの継続

一般的な人のスマートフォンの閲覧回数が、1日に221回もあることを知っていますか?
手のひらにあるスマートフォンは先進的な技術の塊であり、私たちはそのスクリーンを毎日毎日眺めているのです。
ニュース、娯楽、または他の人とのコミュニケーションなど、生活の中のあらゆるものが、手のひらの中のスマートフォンに集まっています。

当然、社内の学習コンテンツを単純にモバイルに移行するだけでも、そのコンテンツをいつでもどこでも利用できるようになることで学習効果の向上は見込めます。

Origin Learning社のMahesh R氏によると、2020年までに全世界でのモバイル学習市場は700億ドル規模まで成長すると推定されています。

実は人材教育や人材開発部門は、他の部門に比べてモバイルに注力することでその効果を享受しやすい部門です。メリルリンチの調査研究では、モバイルを使用しない学習者に比べて、モバイルを使用した学習者は最大45%も学習効果が高いことが分かっています。さらに別に研究では、モバイルを使用している学習者は他の学習者と比べて週に40分長く学習していることも分かっています。
その他に、人材教育/人材開発部門がモバイルを促進することで得られるメリットは以下のとおりです。

  • モバイルラーニングを促進することで学習規模を拡大させ、会社の成長に貢献することができます
  • 社員数が多ければ多いほど、対面での実地トレーニングに費やす時間やコストが重くなります
  • 年に数回のトレーニングで得たスキルや知識はすぐに陳腐化します。トレーニングサイクルを早める必要が出てきています
  • モバイルを活用した継続的な学習を続けることで、従業員の忘却曲線を打破することができるでしょう

究極のモダン・デジタルワークプレイス

モダン・デジタルワークプレイスを推進するのに、特別な施策やツールは必要ありません。
LMS365のようなeラーニングシステムと、従業員のほぼ全員が使っているであろうモバイル端末を上手に活用することで、オンライン上に新しい学習環境を簡単に、迅速に展開することができます。

LMS365はモバイルアプリケーションも非常に優秀なため、社内で展開している学習コンテンツを簡単にモバイルベースに展開することでき、人材開発に大きな恩恵をもたらすことができるでしょう。

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