LMS利用において信頼性の高いクラウド環境|Microsoft Azure

情報漏えいなどの情報セキュリティ事故の95%は人為的ミスに起因すると言われています。
情報セキュリティ事故の多くは、従業員による情報取り扱いのミス、もしくはITリテラシーの低い従業員を狙った情報窃盗と言われています。

これらサイバー犯罪の傾向から分かることは、ITと情報セキュリティに関する従業員研修が、会社のデータ資産を安全に保つために重要だということです。結局のところ、人的エラーが最も懸念すべきセキュリティ上の脅威となるわけです。そして、従業員の人的エラーを抑制するためのツールも数多く存在します。

セキュリティアプライアンスと言われるツール群は、ビジネスデータを保全、保護するためによく使用されています。以前はオンプレミス環境(社内環境)にセキュアな環境を構築することが一般的でした。しかし社内に専門セキュリティチームを抱えている企業は非常に稀です。現在ではより専門的なセキュリティチームにて運用されているクラウド環境への信頼性が高まってきており、セキュリティアプライアンスツールもクラウド製品を採用する企業が増えてきています。

クラウド上のセキュリティサービス

では、なぜこれほどクラウド環境がセキュリティ対策として利用されているのでしょうか。その要因はさまざまありますが、何よりもクラウド上のセキュリティサービスは、継続的なメンテナンスや規制対応のための作業負担がかからず、機密性の高い企業データを保全することができるからです。

サイバー犯罪は世界中のすべての企業にとって最大の脅威です。

クラウドサービスを活用することで、社内に存在するサーバーに対して独自のプライベートネットワーク環境を構築することも可能です。クラウドサービス提供事業者はすべてのストレージの保全や、セキュリティ対策、各種メンテナンスや更新作業を一括で担当してくれます。

現在、市場でもっとも有名なクラウド提供事業者の1つはMicrosoft社です。2010年に立ち上げられたMicrosoft Azureプラットフォームは、さまざまなクラウドコンピューティングサービスの集合体です。社内のオンプレミス環境でのセキュリティ対策に必要なサーバースペースやメンテナンス作業などのITコストを削減できることから、多くの企業に利用されています。Microsoft Azureプラットフォームは、研修などに使用する従業員向けの学習資料など重要情報の保管先としても非常に適しています。

Microsoft Azureプラットフォームは、さまざまなサードパーティ製のソフトウェアを3層の異なるレイヤーでサポートしています。インフラレベルでのIaaS、プラットフォームレベルでのPaaS、ソフトウェアレベルでのSaaSです。つまり、企業がストレージやサーバー、保護されたネットワークなどのハードウェアサポートを必要とする場合はIaaSモデルを利用でき、インフラとセキュリテプラットフォームを含めた多くのサポートが必要な場合はPaaSとして統合することも可能です。IT技術者はセキュリティに配慮されたプラットフォームを利用することで独自のアプリケーションやツールを開発することができるのです。さらに、アプリケーションやウェブブラウザを利用したサービスを展開する場合は、SaaSを利用することができます。

Microsoft Azure:信頼されるクラウドセキュリティ

高度なセキュリティシステムを備えたAzureプラットフォームは、日々進化するセキュリティの脅威にすばやく対応することができ、何層にも渡る防御システムにより内部のデータの保持方法を独自に設定することや、誰がいつアクセスしたかを正確に把握することも可能になっています。IT部門が従業員のパスワードを管理したり、新しいセキュリティ対策を実施したり、各種データのバックアップを行ったりという作業を、このクラウドサービスは一手に引き受けてくれます。

例えばeラーニング(LMS)サービスでは、従業員の研修履歴の他に、入社年度や生年月日、住所などの個人情報が必要になることもあります。このような個人情報を安全に運用するためにAzureプラットフォームをどのように利用できるでしょうか?

Azure+LMSによるセキュアな従業員情報管理

もちろん、サードパーティ製のセキュリティシステムをローカル環境のLMSに連携することは可能です。しかしその場合、データの保全やセキュリティ対策といった面で、さまざまな作業負荷を覚悟する必要が出てくるでしょう。

LMS365はMicrosoftエコシステムの一環として構築されたセキュアなeラーニングプラットフォームを提供し、セキュリティ対策に必要な作業負荷を開放することができます。LMS365はMicrosoft Azure PaaS上に構築されたSaaSの仕組みであるため、万全のデータ保護やセキュリティ対策、メンテナンスや更新など、すべてにおいてフルサービスを提供しています。
LMS365を利用することで、Microsoftのセキュリティテクノロジーをフル活用した、安全で保全性に優れた従業員データ管理を行うことが可能となります。

LMS365では、企業のeラーニング教材を安全な環境で作成し、管理し、配信することができます。もちろん学習の結果として従業員の学習進捗状況や学習履歴などもセキュアに運用することが可能です。Microsoft365環境で学習環境を提供することの大きな利点は、セキュリティに配慮された環境で、従業員は使い慣れたSharePoint Onlineを介してMicrosoft 365上で学習を行うことができ、Microsoft Teamsを使って相互学習にも取り組め、また、モバイルデバイスを使って場所を選ばない学習もできるようになることです。
LMS365のようなMicrosoft Azureプラットフォームで統合されたeラーニング環境を利用することで、企業は次のようなセキュリティ上のメリットを享受することができます。

セキュリティとプライバシーの強化

Azureプラットフォームはセキュリティ上の脅威を素早く認識し対応します。また暗号化キーやさまざまなセキュリティ対策を講じて、従業員のデータを安全に管理することができます。学習履歴などの従業員データがLMS365内にあるということは、Microsoft Azureプラットフォームの高度なセキュリティ対策が確保され、サイバー攻撃などからの安全性も確保された状態となります。

迅速な導入

すべてがMicrosoft Azureプラットフォーム上で展開されているため、LMS365の導入は数十分から数時間で完了します。これにより学習コースの設計や教材の作成など、従業員に向けた学習準備に多くの時間を割くことが可能となります。

使い慣れた環境での学習

LMS365はOffice365(Microsoft365)、SharePoint Online、Microsoft Teamsなどのサービスと強固な連携を行うため、従業員にとっては普段使い慣れている環境の中に、学習環境が組み込まれたような感じで利用することができます。そのため、普段使用しているパスワードやプロファイルのままで学習資料にアクセスすることができますし、完全なシングルサインオンやMicrosoft365の多要素認証によって、管理者も従業員も改めてログインを意識する必要がなく、高度なセキュリティレベルのもとで学習環境の提供や実施を行うことができます。

高度なカスタマイズ

Microsoftエコシステムの一部としてLMS365が組み込まれているため、企業ごとの用途や目的に応じてLMS365をMicrosoft365のさまざまなアプリケーションと連携させることができます。また、特定の従業員だけに限定された学習コースの作成や、各種権限による振り分けも従来のアカウント情報だけで設定することができます。


情報セキュリティの懸念は今後ももっと高まっていくことでしょう。IT部門や人材開発部門としては、このようなセキュリティ対策に関する負荷から開放され、データは完全に保護されつつも本来の業務に専念できる環境をつくることが重要です。Microsoft Azureプラットフォームなどのクラウドサービスを利用することで、企業データや従業員データを安全に運用しつつ従業員の学習効果を高めていくことができるようになります。
また、Microsoft社はグローバルで標準化団体や政府の規制機関と連携しており、将来にわたってもセキュリティ環境に確実に対応できるよう、日々努力をしています。

LMS365を利用することで、強固なMicrosoft365環境に統合された、安全で安心な環境のもとで従業員学習と、それに伴う企業力向上に寄与することができるでしょう。

LMS365の導入実績

様々な業種・企業様にてLMS365をご利用いただいております。

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