日本ユーザーの要望も踏まえてバージョンアップ!ーLMS365パートナーカンファレンスレポートー


株式会社ソフィアの山口です。LMS365の開発元であるELEARNINGFORCE社が主催するパートナーカンファレンスに参加するため、アイルランドのダブリンに行ってきました。ELEARNINGFORCE社のグローバルパートナーは約40社ほどにありますが、今回はその内の10社10カ国約30名の参加でした。

初日は2017年のLMS365の全世界での展開実績についてELEARNINGFORCE社より発表。最もLMS365の導入が進んでいるのがアメリカで、日本は導入数第4位ということで、非常に多くのお客様にお使いいただいております。そのため、LMS365のAzureデータセンターも欧州や米国の他に日本リージョンも設置されており、非常に使いやすい環境が実現しています。

その後は、2018年以降の製品ロードマップが発表されました。今後も数々のバージョンアップが予定されており、その中には日本のお客様からの要望を元にした機能改善も多く含まれていました。

注目はMicrosoft Teamsへの対応とAIの導入です。Microsoft TeamsはOffice365ファミリーの中でも比較的新しいものの、Microsoft社が強力に推進しており、ELEARNINGFORCE社もゴールドパートナーとして、Microsoft社と一体となって進めています。

すでにプロトタイプは完成し、パートナーカンファレンス内でお披露目もありました。Microsoft Teamsとの統合が実現すると、受講者はわざわざSharePointにアクセスしなくても、手元のTeamsアプリの中で自分が受講中の学習コースや、新たにアサインされた学習コースなどが把握できるようになり、また、各チーム単位でそれぞれの学習状況なども可視化、共有されることになります。
これにより、チーム内でのディスカッションや情報共有を進めていく中に学習環境が自然と組み込まれていき、学習をするために特定の時間を割くのではなく、日々の業務の流れの中に自然と学習する機会を設けていくことが出来るようになります。
そうすることで、受講者のモチベーションを保ちつつ、業務に即したより効果の高い学習成果を実現できるようになります。
もちろん、従来通りSharePoint上のコースカタログから学習コースにアクセスすることも出来ますので、受講者、管理者共に利便性が大きく向上するのではないかと思います。

グローバルでの教育の潮流は、モバイルなどを駆使したマイクロラーニングに移行しつつありますが、LMS365もMicrosoft Teamsを通じて、より細かい単位での学習管理や、気軽に学習教材を作成して配信ができるようになっていきます。

AIについてもBOTを使ったプロトタイプが紹介されていました。今後はOffice365上でのアクティビティ(メール送受信、予定、チャットや音声のやり取り、同僚とのつながなり)に応じて、あなたが今受けなければいけない、もしくは受けることをオススメする学習コースはなにか?また、今社員に対して用意しなければいけない学習教材はどんなものなのか?などなどを、AIが受講者や管理者に向けてサジェスチョンしてくれるようになります。

このあたりは、ELEARNINGFORCE社がMicrosoftゴールドパートナーとして緊密な関係を築いていますので、SharePointやExchange、Teams、Forms、Flow、Machine Learning等々、Office365周りの各機能と融合していくことで、従来のEラーニングの概念の枠を超えて、より効率的で効果的な学習環境の構築が推し進められています。

ちなみに日本市場におけるLMS365の導入、サポートは全てソフィアが担っておりますが、海外にある日本法人は、それぞれの国のパートナーが担当しております。
欧米で活躍している日本企業も多いので、このパートナーカンファレンスを通じて、他国のパートナーから「●●って日本企業が顧客になったよ」などという話を聞くと非常に嬉しい限りですね。

日本企業と欧米企業では、教育に対する取り組み方が違うとよく言われますが、ソフィアでは、文化的背景や日本企業の特徴など、ここ何年にも渡りELEARNINGFORCE社と議論を重ねてきており、昨年もビジネスマネージャーのMichael Hansen氏が来日し、日本のことを肌で実感してもらう機会を設けました。そのため、LM365という製品はグローバル基準でありつつも、日本企業における教育体系のことも十分念頭に置かれた上で開発が進められており、実際に、日本国内のお客様からの要望についても、その多くが製品の仕様として採用されております。

なかなか、全てのバージョンアップ内容をお伝えすることは出来ないのですが、今後も、より使いやすく学習において効果的なものとなるように、ELEARNINGFORCE社が掲げる「The Modern Digital Workplace」というコンセプトの元、日々革新を進めておりますので、今後もLMS365をよろしくお願い致します。

株式会社ソフィア 山口孝弘

パートナーカンファレンスの参加者と記念撮影。右から5人目が山口

LMS365の導入実績

様々な業種・企業様にてLMS365をご利用いただいております。

eラーニングを効果的に運用するなら、使い慣れたPowerPointやWordを
簡単に学習教材として利用できるLMS365がおすすめです。
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