コンセンサスゲームとは?目的や流れ、LMSとの相性について解説

企業で必要とされる能力として、コミュニケーション能力や論理的思考能力が重要視されている現在、企業研修にもさまざまな手法が取り入れられるようになっています。

この記事では、企業の研修にも取り入れられているコンセンサスゲームについてご紹介します。
決められたお題についてグループで話し合いを行い、全員の同意が得られる答えを決定するゲームで、コミュニケーション力や論旨的思考力、情報処理能力を鍛えることができる方法です。

コンセンサスゲームのメリットから具体的な流れ、注意点などを解説していきます。

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コンセンサスゲームとは?

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コンセンサスゲームは、チーム力を高めるために有効なゲームとして話題のゲームです。

コンセンサス(consensus)には、「意見の一致」や「合意」という意味があります。

グループを作り、あるシチュエーションについて自分の意見を発表し、グループの意見をまとめるゲームです。お題には意見が分かれやすいテーマが使われており、グループ内で意見が対立することもあります。メンバーのさまざまな意見をもとに、グループとしての合意を形成するプロセスが重要となります。

コンセンサスゲームの概要

コンセンサスゲームは設定されたシチュエーションにおいて、最適な回答をグループ全員で話し合って決定するゲームです。

チーム力を高めることを目的として、企業の研修などで行われています。楽しみながら取り組むことができ、研修の雰囲気づくりにも役立つため、研修のアイスブレイクとして導入する企業も増えています。

コンセンサスゲームを行う目的

コンセンサスゲームは、グループで協力する方法を学ぶことが目的です。

企業が目標を達成するためには、グループがうまく機能する必要があります。たとえ個人の能力が高くても、メンバー同士が協力できなければグループ全体の力を発揮することができません。

コンセンサスゲームを実施することにより、コミュニケーションが円滑になる等、メンバーが互いの意見を尊重しながら議論を進められるようになります。また、グループメンバーが協力して課題に取り組むことができるようになります。

コンセンサスゲームを進めていく上で重要なのは、結論よりもプロセスです。ゲームを通じて、複数人が意見をまとめ結論へとたどり着くプロセスにこそコンセンサスゲームを行う意義があります。


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コンセンサスゲームを行う3つのメリット

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コンセンサスゲームを行うことにより、組織にとってさまざまなメリットがあります。
本章では、コンセンサスゲームのメリットを3つ紹介します。

メリット①コミュニケーションが取れるようになる

コンセンサスゲームでは、1つの結論を出すためにグループで議論を深める必要があります。実際に問題を解決するわけではないので、業務中よりも気軽に発言をすることができます。その結果、グループでの人間関係をほぐすことができるため、活発にコミュニケーションを取ることができます。

また、グループのメンバーがコミュニケーションを取る練習にも繋がります。
コンセンサスゲームを重ねていくと、自分の意見を述べたり、他人の意見を聞いたりすることに慣れるため、ビジネスコミュニケーションの基本が身につきます。

メリット②チームビルディング力が身につく

コンセンサスゲームでは他人との考え方や価値観の違いを知ることができるため、チームビルディング力が身に付くことに繋がります。

チーム内での話し合いが活発化することにより、メンバー同士の理解も深まり、チームの結束力が高まります。

メリット③情報整理能力が身につく

コンセンサスゲームは、いくつかの選択肢のなかから最適な答えを決定するゲームです。
最終的には、複数の人の意見を総合的に判断して、グループとしての答えを出します。

判断するためには、それぞれの人が出した意見を比較して検討する必要があるため、多くの情報を整理する能力が身につきます。

基本的なコンセンサスゲームの流れ

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コンセンサスゲームの概要やメリットを紹介しましたので、次にコンセンサスゲームを行う流れについて説明します。

流れは下記の通りです。

  1. チーム分けを行う
  2. 課題やルールの確認
  3. 個人の意見をまとめる
  4. グループで話し合う
  5. グループごとの意見を発表

チーム分けを行う

コンセンサスゲームはグループで行うため、まずはグループ分けを行います。

グループ分けのときに気をつけたいのが、メンバーの属性に偏りがないようにすることです。

コンセンサスゲームの目的は、コミュニケーションを活性化することや、他人の意見を尊重する力を身につけることです。
普段から親しい人でグループを組んだり、同性や同年代を集めたりすると、意見が偏り、議論が活性化しない恐れがあります。

グループ分けを行うときは、できるだけ有意義なゲームができるようランダムな人選を行うか、議論が活性化するメンバーを主催側が選出するように心がけましょう。

課題やルールの確認

続いて、課題やルールの確認を行います。

コンセンサスゲームにはさまざまなお題があります。
お題によって課題やルールが異なるため、ゲームを開始する前によく説明・確認を行いましょう。

課題やルールがあいまいな状態でゲームを開始してしまうと、グループで話し合う段階で思わぬ意見の食い違いが生じ、話し合いがまとまらないことがあります。

効率的に話し合いを進めるためにも、事前に課題やルールを確認しておくことが大切です。

個人の意見をまとめる

課題やルールをよく確認したら、グループでの話し合いを行う前に個人の意見をまとめます。

意見がまとまっていないうちに議論を始めると、発言が少なくなったり、話していくうちに考えが揺らいだりしてしまうため、グループでの意見をまとめにくくなってしまいます。

コンセンサスゲームを成功させるためには、グループの話し合いの前に個人の意見をまとめる時間をとることが大切です。

グループで話し合う

個人の意見をまとめたら、いよいよグループで話し合いを行います。
グループで話し合い、意見をまとめ合意を形成するプロセスがコンセンサスゲームで最も重要です。

グループの意見をまとめる際、多数決をとるのが最も簡単なように思えるかもしれませんが、安易に多数決に頼るべきではありません。
少数派の意見にこそ、思いがけない発見があることも多いため、全員の意見を尊重しながらグループの合意を図るように注意しましょう。

グループごとの意見を発表

最後にグループごとに話し合って出した結論の発表を行います。

コンセンサスゲームで最も重要なのはグループ内での話し合いですが、他のグループの発表を聞いたり、自分のグループの意見に対して、他の人から意見を受けたりすることで、新たな発見があることもあります。

コンセンサスゲームの例

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コンセンサスゲームにはさまざまな課題やルールがあります。

ここでは、代表的なゲームのシチュエーションや課題の紹介をします。

コンセンサスゲーム①NASAゲーム

NASAゲームのシチュエーションは、壊れた宇宙船です。

月面に母船が待っており、母船が待つ月面に着陸を目指していた宇宙船が、機械の故障で母船から約200マイル(約320km)離れたところに不時着してしまいます。

宇宙船は壊れてしまいましたが、宇宙船の中にはマッチ箱や20リットルの水、救急箱など15のアイテムが残っています。

母船にたどり着くために、残されたアイテムに優先順位をつけるのがNASAゲームの課題です。

このゲームの良い点はNASAによる模範回答があるところです。
コンセンサスゲームでチームの意見をまとめた後に、答え合わせをすることもできます。

このように、閉鎖された空間から抜け出すための方策を検討するコンセンサスゲームは「脱出系コンセンサスゲーム」と言われています。

コンセンサスゲーム②見えない侵略者

「見えない侵略者」は、新型コロナウイルスが広がりパンデミック宣言が発令された社会が舞台です。

新型コロナウイルスの感染を拡大するために人との接触を控えることが推奨される社会で、とある一家が家族会議をしました。
家族構成は、父、母、姉、弟の4人家族です。
父は、子供たちに部活動や塾での勉強を控え、自宅にいるよう指示しました。
しかし母は、うがい手洗いをすれば多少の外出は問題ないと主張しました。
子供たちは、毎日満員電車に乗って通勤する父が一番危険だと反論しました。

このゲームの課題は、この家族がどうすべきかを結論付けることです。

このゲームのおもしろいところは、現実問題に即した課題になっていることで、普段の具体的な考えをゲームの意見に反映させることができるところです。

コンセンサスゲーム③小さな泥棒

「小さな泥棒」の舞台は、盗難事件が起こったコンビニエンスストアです。

とあるコンビニで、小学生くらいの男の子が3日続けておにぎりを盗んでしまいます。
コンビニには防犯カメラがあり、コンビニの店長は男の子がおにぎりを盗んでいる姿を確認しました。
そして、コンビニの店長はレジを担当していたアルバイトのA君に男の子を捕まえて警察に連絡するよう伝えました。
しかし、コンビニバイトのA君は男の子を捕まえませんでした。
コンビニの店長は男の子を捕まえなかったA君を問いただしましたが、A君は何も答えませんでした。
そこで、コンビニ店長はA君をクビにしてしまいました。

このゲームの課題は、ストーリーの登場人物である男の子、コンビニの店長、バイトのA君の中で、間違った行動をしている順に順位付けをすることです。
このコンセンサスゲームには正解が用意されていません。グループの中で話し合いを行うことにより、メンバーの価値観が浮き彫りになります。

このようなタイプのゲームは「価値観系コンセンサスゲーム」に分類されます。

コンセンサスゲームを行う場合の注意点

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コンセンサスゲームはメンバーそれぞれが自由に意見を交わすことのできるゲームですが、議論が白熱しすぎるとかえってグループの雰囲気が悪くなってしまうこともあります。

いくつか注意点を守って節度のある議論を行わなければなりません。

コンセンサスゲームを行うときは、ルールや課題の説明に合わせて、ゲームの目的や注意点を説明する必要があります。

グループ全員が納得できる意見を出す

コンセンサスゲームで大切なことは、制限時間内にグループ全員が合意できる意見を出すことです。

時間に追われて発言力の強いメンバーの意見に流されたり、多数決で意見を決めたりすると、グループの中で意見が対立したままになってしまい、コンセンサスゲームの目的を達成することができません。

グループ全員の合意の元に結論を下すことができるまで、話し合いを続けることが大切です。
決められた時間内に結論を出すことができるよう、テンポ良く議論を進めていくよう心がけましょう。

他の意見を否定しない

コンセンサスゲームのお題は意見が分かれやすいものとなっているため、グループでの議論ではさまざまな立場が生まれるでしょう。

最終的にグループでひとつの結論を出さなければならないため、議論を重ねるうちに他人の意見よりも自分の意見を突き通したくなることもあるかもしれません。

しかし、コンセンサスゲームでは、全員の合意を得られる結論を目指します。
自分とは対立する立場の意見であっても、尊重して議論を進めるようにしましょう。

他人の意見に流されない

さまざまな意見を尊重することは大切ですが、他人の意見を全て受け入れて自分の意見があやふやになってしまうと、議論がうまく進みません。

発言力の強い人がいると、気づかないうちにグループの意見が偏り、多数決のような状態になってしまうことがあります。
全員の当初の意見も尊重しながら議論を進めることができるよう意識しましょう。

コンセンサスゲームはLMSの機能と相性が良い

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コンセンサスゲームをオンラインで実施する際に活用したいツールがLMSです。
LMSの機能を活用することでオンラインでも効果的にコンセンサスゲームを実施することができます。

LMSとは?

LMSとは、Lerning Management Systemの略で、電子教材を使って学習するeラーニングを効率的に進めるための学習管理システムです。
学習教材の配信や管理、受講者の登録や受講状況の確認などを行うことができます。
受講者に合わせた学習コースを作ったり、個別フォローを行ったりすることで、効率よく学習を進めることができます。

また、LMSを活用すれば、PCやスマートフォン等の端末とインターネット環境があるところならどこでも学習をすることが可能です。
そのため、大学の授業や企業の研修がリモートで行われることが増えている現在、LMSの需要は高まっています。

ライブ配信と録画で情報を共有

LMSにはさまざまな製品があり、製品ごとに搭載される機能は異なりますが、なかにはライブ配信や録画ができるLMSもあります。

ライブ配信機能や録画機能を活用すれば、ゲームの参加者はより多くの意見に触れたり、様々なグループのディスカッションの様子を後日映像記録として確認することが可能になります。

参考記事:LMSの主な機能一覧【選び方のポイントや導入時の注意点も解説】

コミュニケーション機能でフィードバック

LMSにはチャットやSNSのようにシステムを通じてコミュニケーションをとることができる機能がついているものが多くあります。

コミュニケーション機能を活用すれば、ゲームの参加者全員で情報を共有することができます。
対面でコンセンサスゲームを行う場合は、個人の意見を発表したら頭で記憶したり、メモを取ったりして各々が情報を整理する必要がありますが、LMSのコミュニケーション機能を活用すれば意見を文章として保管しておくことも可能です。

コミュニケーションをとるだけでなく、発生したコミュニケーションに対して後からフィードバックのコメントをつけることもできるため、より効果的にゲームを実施することが可能です。

LMSを組み合わせてコンセンサスゲームを実施しよう

コンセンサスゲームは、グループワークを通じてビジネスコミュニケーションの基本を身につけることができます。

また、結論を導くための論理的な思考力や、情報整理能力の向上も図ることができるため、コンセンサスゲームは企業の研修や企業の研修などに採用されています。

コンセンサスゲームはLMSの機能を活用することでオンラインでも実施することができるグループワークです。
コンセンサスゲームはグループを複数作って行うため。ある程度人数を集める必要がありますが、LMSを活用すれば離れている人同士でも行うことができます。
また、本記事で解説したようにLMSの機能を活用すれば実施後のフィードバックや録画による復習など、より効果的に研修を実施することができます。

社員のコミュニケーション力や論理的思考力を向上させるためにも、LMSを導入してコンセンサスゲームを実施してみてはいかがでしょうか。

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監修者

三上 晃潤

三上 晃潤(株式会社ソフィア 事業開発部 リーダー)

人事部、広報部、経営企画部、情報システム部を中心に、eラーニングシステムを活用した課題解決の提案やLMS365の導入支援を行う。最大手コンビニチェーンや最大手商社等の窓口を担当し、年間25,000ライセンス以上の販売実績を持つ。